男の子の子育てって大変!!って思ったことないですか?だって当たり前のごとく、母親は女だから男の子の気持ち中々わからなかったりしますよね。私が2人の男の子を育てた経験を元に、ちょっとでも男の子の子育てを楽しいなってお母さんが増えてくれたらをねがって書きたいと思います。
今日は長男の幼少期(目次 3つ目.4つ目.)について書きたいと思います。
【長男の成長目次】
- 3歳半まで会話ができなかった過去
- 保育園でのやんちゃぶり
- 小学校での仲間外れ
- 登校拒否の克服
- 他社への思いやりの気持ち
- 初めての彼女
- 中学3年間でガラスを3枚割った件
- AKB事件簿
- クラブへの思いと葛藤
- 大学入試と退学
- そして現在
小学校での仲間外れ
長男小学校入学、おめでとう🌸
ちょうど同じ年の子が家のお隣さんで、毎日仲良く学校に登校する後姿を上からお見送り。長男の送り迎えがなくなり私もちょっとだけ楽になったきて、これで下の子たちも小学校に上がったら本当にさみしくなるなぁと感じさみしくなりながらも子供の成長に感動。
「今日学校どうだった?」
「楽しかったー(*^▽^*)」
その楽しそうな表情を見るのが毎日の楽しみとなりました。新しい環境に慣れる事が苦手な長男にとってはとっても優秀なスタートでした。
そして2年生になり新しいクラスにも無事慣れてるんだと安心したある日。泣きながら家に帰ってきた長男。
「どうしたん?!」
そう尋ねる私の顔をみて、より一層泣き声をあげて
「…….帽子…溝に落とされた(泣)」
第一子とは道のないところを開拓していく作業のようなもの。何があるかもよくわからず、突然現れたハプニングに無我夢中で対応するのに必死になる。長男以上に焦る気持ちを抑えながら話を聞きました。始まりは、夏休みを過ぎる頃から長男にちょっかいを出してくる子がいるらしく帽子を溝に落とされたり、上靴を隠されたり、無視をされたり、何かにつけて長男をいじりちょっかいを出し、笑いものにする。典型的なやつでした。
心臓が張り裂けそうな気持を抑えながら、意識的に穏やかな口調で
「休み時間は何をしてるの?」
「…..ウサギに…..餌をあげてる」
「誰と?」
「……..一人で」
頭が真っ白になりました。
登校拒否の克服
まさか自分の子供がいじめにあってる!?いやまさかまさか….でも、本当なんだ。ちいさな体がより小さく見えて、本当はもうそんな学校行かんでもいいわって言いたかったし、先生にもお友達にも怒り狂おうかとも思いました。
でも、これはチャンスととらえようと思うことにしました。きっと大きくなるにつれて合わない人もどんどん増えてくる。その度に逃げるわけにもいかないし、拒絶ばかりするわけにもいかない。嫌なことは嫌と言わないといけない時もあるし、そのお友達の為にも人を傷つけている事を伝えなければと思いました。
「学校に行きたくないよう。。。」そうつぶやく長男に
「あなたと話をしてくれる子はいないの?」と聞くと
「一人だけ。。」
一人だけかよ。。と切なく心の中で突っ込みながら
「一人いるなら十分!100人友達できたらそれは素晴らしい事だけど、本当の友達が一人できる事の方がママはもっと素晴らしいと思うよ。そのお友達が話をしてくれてる間は頑張ってみない?」
「。。。うん」
「そして、また同じようにいじわるされたら、今度は泣くんじゃなくて怒っておいで!されたことは嫌なことだと伝えておいで!」
「。。。わかった」
「もしも、これ以上無理ってなったら、ママは120%あなたを守ってあげるからね!あなたを助ける方法をママはいっぱい持ってるからね!だから、ちょっと頑張ってみよう!」
「うん!」
そして次の日。帰ってきた長男にどうだったか聞いてみると
「楽しかった!」
久しぶりに笑顔の帰宅でした!
いじわるをする子はやっぱりいじわるな時もあるけど、話してくれる子との時間を楽しめたのだと。
意識の方向転換。それができたんだと思いました。嫌な事をされることが頭の真ん中にありすぎて、それでいっぱいいっぱいになってしまってたのが、自分と話してくれる子との時間を真ん中にもってこれたとき、嫌なことが薄れたのだと思いました。こんなに小さいのにすごいなぁと思いました。
それからは嫌なことをされたときに「やめて!」と言えるようになり、あまりにしつこいと受け流せるようにもなりました。そして私はもう一つ、彼にチャレンジをさせてみたくなりました。
「嫌なことをしてくるお友達の好きなところはないの?すごいなぁと思うところや、楽しそうにやってる事とか」
しばらく考えて長男は
「すごく走るのがはやい!その子には一回も勝てたことがないねん」
「じゃーさー、走るの早いね、すごい!!ってほめてあげてみてほしいな」
「えっ、なんで??」
「人を嫌いになるのは一瞬で出来るから、一回好きになる努力をしてみない?自分の事ほめてくれる人に、いじわるはしなくなるような気がするねんな。もしかしたら、こっちが嫌って思ってるから、その子は嫌なことをしてくるのかもよ?」
「そうかなぁ。。。できたらやってみる。。」
私の提案にあまり乗り気ではなかった長男ですが、その時は意外と早くやってきました!
運動会でリレーの選手に選ばれた長男と、その子。二人の活躍でクラスは1位に!一緒に喜ぶ長男は、「めちゃくちゃ速かったな!ありがとう!」とその子にサラッと言ってました✨
それからも長男へのちょっかいは続くのですが、なんだか受け取り手の長男が気にしなくなった事で少しづつ減っていき、高学年では一緒に登校する仲間へとなるのでした。
人の中にはそれぞれ自分の価値観や親の価値観の影響をうけたフィルターみたいなものがあって、同じ言葉を聞いてもそのフィルターを通すと全く別の意味になって受け取ってしまう。そうゆうことは大人の間にもあって、だからこそ相手を知ろうとする事、相手の立場に立って考える事、相手の気持ちに寄り添う事が大切だと思います。
長男は2年生から4年生まで、数名のお友達にちょっかいをかけられ泣きながら帰ってくることもあれば、4年生になった時は取っ組み合いの喧嘩をし、1対6人だった為、惨敗して帰ってきた事もありました。
私が彼にしてあげられた事は、朝ご飯をしっかり食べさせる事と、話を目を見て聞いてあげる事。
子供はピンチの時でも自分を信じて応援してくれる人がいるだけで、こんなにも強く、前に進むことができるんだと長男に教えてもらいました。
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